2007年06月27日

スバルLEGACY CM

カズとラルクのコラボであるSUBARU LEGACY のCM

かっけーなぁ!!

カズとラルク、どっちもいい感じ。

車持ってない・乗ってない(免許は持ってるペーパー野郎)俺だけど、
LEGACY、欲しくなっちゃうよ。

これからラルクもCDバシバシリリースしていくみたいだし、
カズもまだまだ選手として成長してるし、
どっちもガンバレー!
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2007年06月20日

AFCアジアカップ事前登録発表会見

絶対に負けられない戦いがそこにはある!

と言ってる割には、ちっともサッカーを放送してくれないテレ朝が
今回のAFCアジアカップを放送します。
当然、角ちゃんも気合入りまくり?!

放送予定は以下の通り
7月 9日(月) 夜7時〜9時26分
日本×カタール(開催地:ベトナム)
7月13日(金) 夜10時30分〜12時40分
日本×UAE (開催地:ベトナム)
7月16日(月) 夜7時〜9時26分
日本×ベトナム(開催地:ベトナム)

このアジアカップに向けた事前登録の30人が発表され、その予備登録メンバー
発表会見のオシム監督のコメントが以下の通りである。


記者:最終的に23人に絞るわけだが、どの時点で選考を行うのか

オシム:新しいAFCのルールでは、7月5日まで期間があるということ。しかし、ハノイ(ベトナム)に何人かを連れていって、そこで帰すことはしない。それよりも前に(選考を)行う。選考は、今行われているJリーグの試合などにもよる。まだ出発前に3試合、Jリーグの試合がある。つまり、そこで負傷する選手が出る可能性もある。それ以外の理由でも当然、30人の中で外れたり、追加されたりするかもしれない。つまり、30人プラスアルファの関係者がいるのが現状だ。
(直前の合宿で選手を絞るのか?)30人のうち誰かが必ず行く、行かないと、2つに分かれてはいるのはよくない。その30人のリストの全員が100パーセント、Jリーグの試合で力を出してほしいと思っている。


記者:今回の30名を選ぶに当たって、最も悩んだ、難しかった点は?

オシム:一番悩んだのは、まだ時間があるということ。つまり、まだ23人に絞ることができないということがある。時間の猶予を与えられたことがいいのかどうか。サッカーというのはプレーだけのクオリティーだけで決まるものではない。私のように長くサッカーにかかわっていると、プロの選手というのはどういう考え方かと理解することができる。プレーのクオリティー以外の、人間的な要素が関係してくることが分かってくる。そこで一番悩む問題は、どんな名簿を作成しても必ずそこには満足しない、不満を持つ選手、クラブがあるということ。そういうことは付きものだから、この場で謝るつもりはない。名簿に入った、入らないという違いはニュアンスの壁があるから分からない。落ちた選手が気持ちが良くないというのは分かる。名簿に入っているか、入っていないかは大きな違いだ。しかし、それを決めなければいけないのが、私の仕事なのだ。落ちた選手には、「この大会が人生の最後ではない」と言いたい。サッカーのキャリアはまだ続く。来年にはワールドカップ(W杯)の予選が始まる。それまでにアピールするチャンスはある。そうすれば、私が方が間違ってるということを証明するかもしれない。いずれにせよ、メンバーを決めるのが一番難しいことだ。

記者:ポリバレントな(多様性のある)選手がディフェンスをやるとしても、中盤の選手が非常に多い気がするが、その理由は?

オシム:この名簿を見てバランスが取れていると感じていただければうれしいのだが、この中で、スペシャリストとしての選手、そしていくつかのポジションができるポリバレントな選手が混じっている。もちろん、誰がどういうポジションになるか、誰を選ぶかはディスカッションのテーマになる。しかし、ここで全員に納得してもらうにはホワイトボードで説明したり、ビデオでどんなプレーができるか見せなければいけないが、それには時間がない。言えるのは、日本だけで決まったことではない。対戦相手がどんなチームか、どんな場所、グラウンドでプレーするのかを考慮に入れた上でのことだ。

記者:アジア杯での具体的な目標設定は? アジアカップを通じて、W杯予選、W杯本大会に向けてトライしてみたいことがあるか

オシム:今、あなたがお聞きになったようなことを私も考えている。私にも思想の自由がある。現実問題としては、その2つをどうするか。いずれにせよ、ここにいる皆さんの99.99%が、日本がタイトルを取らなければいけないと感じているかもしれない。しかし、そうであったとしても、なぜ日本が勝つべきなのか、どういう理由があるのか。私の方でも用意がある。つまり、日本がタイトルを取れないであろう1000の理由をここで挙げることもできる。説得力のある客観的な理由を。しかし、ここにいる皆さんは分かっているはずだが、ネガティブな材料はあまり記事にはお書きにならない。ここで客観的な目標設定を挙げても、皆さんに納得してもらうことはできない。監督としての私の考えと、ジャーナリストとしての皆さんの考えは必ずしも一致しないということだ。ただし、力のバランスでは皆さん方の方が優勢だ。私がここでドンキホーテのように言っても仕方ない。しかし、風車を相手に必ず勝つという約束もできない。客観的な条件とはどういうものなのか。ここで客観的な条件を皆さんにこちらから質問しても構わない。つまりどんな条件で戦うか、有利な点、不利な点、何があるか。答えはこんなところでいいですか。それとも皆さんが知っているアジア杯を勝つ条件を説明してくれる人がいますか。

記者:監督就任直後の会見で、無責任に(W杯での日本代表を)盛り上げていたメディアを批判していたが、今回のアジアカップについては、内容と結果、どちらを重視しているのか?

オシム:W杯直後の発言については、今でもそう思っている。日本は身の丈にあった戦いをするべきであって、メディアが作り上げた雰囲気は、対戦国のモチベーションを上げる結果になってしまった。一つの例だが、日本はアジアカップで対戦する(グループリーグ)3カ国(カタール、UAE、ベトナム)の中で、現在もリーグ戦を戦っている唯一の国だ。つまり直前までだ。十分な準備ができない。それが大きなハンディキャップだとは思わないだろうか。あるいは、ほかの対戦国に失礼だとは思わないか。皆さん、いかがだろうか? 内容か結果かで言えば、私は結果を重視する。ただし、それがどんな結果か、ここで保証することはできない。個人的には、もちろん日本サッカー協会にとっても、結果より内容の方が重要で、しかも将来、長く戦えるかどうかを重視しているのだろうと思う。もちろん両方が伴われているのがよりいいのだろう。サッカー協会として、今のアジアカップに何を期待しているのか。残念ながら、そういうことを理解しているジャーナリストが多いとは言えないのが現状ではないだろうか。

記者:現地の蒸し暑い気候に対して、具体的にどのような対策を考えているのか

オシム:残念ながら、日本にはサッカーができるような巨大なサウナはない。ある条件で準備するしかない。代表キャンプをベトナムでやりたいが、それもできない。今ある条件の中でやるしかない。時間がないし、選手も集まっていないが、最大限の努力をしておきたい。フィジカルについてもそうだが、まずはメンタルの準備をいかにするかが、日本国内でやることだと思う。もちろん、どんな条件でも(いつものプレーが)できることが理想だが、そういうわけにもいかない。

 アジアの気候については私より、皆さんの方が詳しいだろう。選手によっては、暑さに強い選手、そうでない選手の違いが出てくるだろう。いずれにせよ日本の選手は、多かれ少なかれ、似たような高温多湿でのプレー経験はあるだろう。頭の中にイメージのビデオカセットがすでに入っていて、どういう感じになるか、対策を立てることができるのではないかと期待している。


記者:中田と稲本を呼んでいない理由は?

オシム:何をお聞きになりたいかは分かる。サッカーの専門ジャーナリストなら頭に答えあるのではないか。しかし、あなたが考える理由と私の考えている理由は、同じではないかもしれない。先日のキリンカップの出来が良かった、悪かったというのが理由ではない。それ以外の別の理由で決めた。

 一つは、フィジカルコンディションの問題。しかも(稲本の場合)、移籍して新しいクラブに移ったばかりだ。新しいクラブでの責任や課題がたくさんある。もしあなたが、その選手のことについて、よく知っているのであれば、彼が自分で何を話したか、ここで申し上げる必要はないだろう。あなたの通信社で配信された記事だと思うが。

 もう1人(中田)は、次のシーズンの所属先が決まっていない(編集注:バーゼルとの契約は08年夏まで残っているが、代理人と鹿島が交渉しているとの一部報道がある)。つまり、どこでプレーするかが決まっていない。この秋からの給料をどこからもらうか、決めなければならない。そういう選手を呼んだとして、どんなプレーが期待できるだろうか。そういう選手に対して、代表はポジションを空けて待っているべきなのだろうか。彼の就職活動のために、代表が協力をしようというのなら話は別だが。個人的には探してあげたい。しかし代表監督には、別の仕事での責任がある。この答えで、ご満足いただけただろうか?


記者:先日、けがから復帰した田中達也について、様子を見るつもりもあるのか?

オシム:「グッドラック」と申し上げたい。私の考えは、このリストに表れている。そして彼には未来がある。今回の名簿には彼の名前がなかったが、1年前の名簿がどうだったか、思い出していただきたい。田中達也は入っていただろう? ただし、そこからけがをして、復帰して1試合良いプレーをしたからといって、それが戻れる理由にはならない。ただし、今後も呼ばないということでもない。田中達也以外の選手について、もっと質問をしたらいかがだろうか?

記者:けがから戻った前田が入ったが、最終的には横浜FC戦で判断したのか?

オシム:前田に関しては、彼以外の選手にはないものを持っている。個人的な考えだが、運動量が非常に多い。ほかの選手が「俺の方が走っている」と怒るかもしれないが、前田はよく走っている。個人技術が優れている。見た目は速くは見えないが、いつの間にか相手の危険な地域にいる。これまでの代表には、不足していたタイプの選手なので注意深く見ていた。

 前田についてはそういう感想を持っているが、本来は個人の選手の細かいことについて話さなければならないのは、私にとっても選手にとってもよくない場合の方が多い。特に、こちらからマイナス要因を答えなければならないような質問は控えてほしい。市場で、どの野菜が新鮮なのか話しているわけではないのだから。選ばれた選手でも欠点がないわけではないし、選ばれていない選手についても(選ばれた選手とは)わずかな差でしかない。これまでの代表、Jの試合を注意深くフォローしていれば、選考の理由は見当がつくはずだ。それでもご自分で答えが見つからない人は、サッカージャーナリストをお辞めになった方がいいだろう。


記者:けがした闘莉王が入っているのは、今後の回復を期待してか。それとも、それ以外の要素か?

オシム:代表にもメディカルスタッフがいて、選手の状況についてケアしている。闘莉王はJリーグにとって貴重な選手。皆さんにとっても貴重ではないだろうか。記事を書くネタをいつも提供してくれている。またけがをしたとか、治ったとか。(オシムの携帯の着信音が奥さんから鳴る)私のことをケアしてくれる人もいる(苦笑)。


記者:今回のメンバーの中では、川口、中澤、中村俊がアジアカップ連覇を経験している。彼らに期待することは?

オシム:経験が豊富だというのは、2つ意味がある。つまり、2回タイトルを取った経験がポジティブに出るか、もうタイトルはいらないか。若い選手にとっては、よいレクチャーをしてくれたり、模範になることを期待している。アジアチャンピオンとは、どういう存在か。若い選手の模範になること、自分の経験伝えること、その2つの役割がある。「タイトルはもういいんだ」という態度を取るのなら、少し考えを改めてもらわなければばらない。経験のある選手には、チームを引っ張る存在になってもらって、ほかの選手のモチベーションを高いレベルに引き上げ、また、ほかの選手を助ける役割を期待している。彼らにそういう力が残っていればだが。問題は、いいプレーができるかどうか、それが第一だ。

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2007年06月08日

中田(浩)鹿島復帰?

タイトルの内容、サンスポの記事からですが、もしそうだとするとある程度の海外でやることに対する満足感のようなもんがあったんですかねー?
海外はもういいや、そろそろ日本に帰るかー?的な。

それとも鹿島の泣きつきに同情したのか?

はたまたむりやり海外に出たことに対する負い目か?

スイスがたいしたレベルじゃね〜、って言うので帰ってくる、もしくは日本のサッカーに恩返ししたい、とかいうんなら頼もしいですけど、鹿島以外の選択肢もそれならあるんじゃないかって思うんですよね。

小笠原はやっぱり帰ってくるのかな。
鹿島にとっては必要な戦力だろうし。
でも、試合を全然こなしてなかったから、戻ってきても試合勘が心配ですけどね。
もうちょっとできると思ったんだけどなー。

小笠原や梅崎の結果から海外への移籍はちゃんとしたプランを持って、向こうから「戦力として」必要とされて行かなきゃ、っていうのを日本の選手たちもマスコミもそして一般のサポーターも十二分に思わされた気がしますね。

(ヤナギで十分に分かってた!って声が聞こえてきそう・・・(;^ω^))
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キリンカップ コロンビア戦

時間がないので簡単に。

前半は「カミカゼシステム」というべき、危険なやり方だった。それでも部分的には、カミカゼのやり方が有効だと思った。

このカミカゼシステムのスタメンは以下の通り

1 川口能活(cap)
3 駒野友一
4 中田浩二
22 中澤佑二
6 阿部勇樹
7 遠藤保仁
10 中村俊輔
13 鈴木啓太
14 中村憲剛
28 稲本潤一
19 高原直泰

稲本を多少攻撃的な位置に置いたようで、メンバーを見た限りかなり攻撃的なメンバーをそろえている。
もし稲本に本来の突破力があれば、このカミカゼシステム、かなり面白いものになっただろう。
流れるようなパスワークよりも、どちらかと言えば一撃必殺的な面が強そうなメンバーだ。

しかし、これが機能しない。
稲本がこのチームでの居場所をまだ見つけられていないような感がある。

それもオシムはある程度は想定していただろうが、
「今日のような性格の試合では、なるべく長いチャンスの時間を(選手に)与えて、プレーを見ようという意図があった。」
というコメントどおり、45分は稲本と中田浩を使った。

「例えば勝ち点1の争いになったとき、アジアカップでもそのような局面があるかもしれないが、今日のような試合であれば、前半10分で誰かを交代させていたと思う。」
というコメントから考えると、前半は良くこのリスキーなメンバーで0−0で済んだものだ、失点も無く、初召集の海外組二人にチームの空気を十分に吸わせる事ができて良かった、と満足していたのではないだろうか(w

「後半は明らかに良い内容だった。ボクシングの採点だと、合計では日本が判定勝ちでもおかしくない。」
「人もボールも動く時間帯は、非常に美しくエレガントではなかったか?」
というコメントのように、後半は日本は、攻め疲れを起こしボール近くでしか動かないコロンビアに対し、羽生と今野というフレッシュかつスタミナのある二人を入れて、ボールも人も動くようになった。

特に羽生は自身のブログ(5月28日)でも書いているように、相当の責任感を持ってこの戦いに臨んでいたのか、チームの潤滑油以上の働きを見せ、その動きには何度も日本はチャンスを演出、ピンチを救われた。

高原もこの日は守備に攻撃に走り続け、オシムにあの巻の投入を遅らせるほどだった。ゴールは決めずとも、一番の活躍を見せていた一人だろう。

俊輔はまだこのチームにおいては若干守備力、判断力に問題があるように思われる。
ゴール前でのあのミス(ボールカット)は特に致命的だった。
それでも攻撃力では魅力的だし、おそらくアジアカップに連れて行こうとオシムは考えているのだろうし、そのため慣れさせる意味もあって交代する時間を後半40分過ぎにしたのではないだろうか。
この日の試合の出来ではもっと早く交代させられててもおかしくなかった気がする。

中澤と阿部は守備に関しては文句のつけようも無いほどに前半からピンチを防いでいた。本当は阿部がもう少し前に出てくることができるほどMFとの連携ができていれば申し分なかったんだろうケド。
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2007年06月02日

キリンカップ モンテネグロ戦

結果は2−0。中澤はセットプレーの延長から、高原は流れの中から共にヘッドでゴールを奪った。

前半は完全に試合を支配し、モンテネグロに対し格上であるところを見せ付けられた。
しかし、後半はその安定さが無くなり、むしろモンテネグロにボールを回された。

オシムからはこの試合に対する悪かった点が多くコメントの中から出てきた。

いろいろな言い回しで話していたが、問題としたプレーは、いつも言っているが、最初に出てきた「個人的な目的によるプレー、ミスをしないように安全策をとったプレー、試合の中で自分だけが目立とうというような個人プレー」これらに全て終始するものだった。

2点取るところまでは誰もが"For The Team"を守っていたが、2点というある程度安全圏まできたことでアピールタイムとしてしまう感じがチームの数人、特に攻撃陣から見られた。

オシムも例として挙げていたが、やはり中村憲剛のプレーは特に今回そういう部分が目立っていたような気がする。
それも海外組が来ていることが少なからず影響しているのだろうが。

山岸が左から走っていたところにパスをせずに、無理にシュートを打ってしまったのは本当にもったいなかった。

こういう状況においても堅実なプレーをすることがオシムに対するアピールとなるはずなのは本人も分かっているはずだが、どうしてもゴールに繋がるプレーを自分から!という気持ちが出てしまうのはやはりジーコの作った「海外組優先主義」がまだ生きているからだろう。

セルジオ越後やジーコはブラジル人ということもあって、何よりも試合に派手さを求める。
悪く言えば「今が楽しければそれでいいじゃん」的な考え方をするラテン系。
しかしそれでは先が無い。

オシムは堅実に安定した強さを持つチームとなるための地盤を作っている。
そのためには全員がチームのためにプレーする必要がある。

個人技が卓越していることが問題ではなく、その個人技をチームのために使える選手がチームにいることが必要である。

少し話がずれるが、水野は将来的にはそういうことができる、ピクシーになりうる選手じゃなかろうか。千葉の選手がオシムに使われるのは「チームのために戦える」プレーヤーが多いからだろう。
その中にあって水野は個人技もある。

「個人的に考えるのだが、日本代表のフルメンバーとしては、まだ彼(水野)は子供だ。才能には恵まれているし、アイデアも溢れるほどある。ただし、そのアイデアに自分がとらわれてしまう。そこで例え話だが、そこに牛がいる。ミルクが100リットル必要だ。そこで乳搾りをすればいいのに、牛にボールをぶつけてしまう。つまり、そんなことをしてもミルクが得られるわけがない。牛を見つける仕事までして、そこで成果を台無しにしてしまう。彼には、効果的なプレーをしろと。つまりサッカーのプレーをしているというよりも、ボール遊びが好きな選手だから、そういう選手がプロとして、職業としてサッカーをしている選手と混じって出場するわけだ。何に気をつけるべきか、指示したことについては、これ以上話すことはないだろう。彼の才能を、チームのために使わないのはもったいない。それくらいの才能を持っている。ただしその才能が、潜在的な才能で終わってはいけないと思う。」

オシムのこのコメントは現時点での最大級の賛辞と期待を込めたものではなかろうか?

オシムはテクニックのある選手が嫌いなわけではない。ただ、テクニックがあっても、チームのために戦うのではなく、自分のために戦う選手ならば、むしろテクニックが無くてもいいからチームのために戦う選手を選ぶ。(個人的には小野が呼ばれない所以はここにあるのではないかと思う)

中村憲剛は今まではチームのために戦う選手だった。しかもテクニックもある。
そんな憲剛が今回、自分のためにアピールのプレーをしてしまった。
このことだけでもうオシムが呼ばないとか使わないとかいうこともないだろうし、中村憲剛は頭のいい選手だからまた反省し、よりチームのために戦うプレーヤーとなるだろう。
そして、このことが他の選手へのメッセージにもなるだろうからより良いチームがコロンビア戦では見られるのではないだろうか。


さて、メンバーでスタメンたる何人かの選手が使えなかったことを以下のように話している。
「何人かの重要な選手を使うことができなかった。1人は左利きの選手、もう1人はモンテネグロの3番(ヨバノビッチ)を抑えられるポジションの選手。それからサイドの選手も、けがのために使うことができなかった。」

左利きがこの場合、中村俊輔になるのか、アレックスなのか、本田になるのかだが、まあ10中8,9、中村か?

サイドの選手はやはり加地になるんだろう。
駒野の活躍が目立ったが、それはあくまで攻撃の部分でのみ。守備に関しては背後を取られることも多く、鈴木啓太や坪井への負担が大きかった。

モンテネグロの3番(ヨバノビッチ)を抑えられるポジションの選手というのが、中村俊輔を指すのか、羽生を指すのか、加地を指すのか、それとも前線から守備をする巻のことをいうのかが微妙なところ。
または今回いないメンバーの誰かだろうか。

しかし、そんなメンバーでも、力の差はちゃんと示せた試合だったし、オシム自体も
「そうした問題を除けば、内容は悪くなかった。勝ったという結果どおりの内容だった」
とコメントしている。

ジーコの2年目、キリンカップはアルゼンチンとパラグアイという豪華な国々だった。

今回来たのは、将来は有望だが、現時点ではまだ若いモンテネグロと南米の古豪コロンビアである。

モンテネグロ戦はそういう意味では比較にならないが、次のコロンビア戦はジーコもコンフェデで6月に戦って0−1で負けているし、その前のキリンカップでも0−0でパラグアイと引き分けている。

これを参考にして結果・内容を比較して見るのも単純かもしれないがいいかもしれない。

ちなみに当時のキリンカップ時ジーコジャパンメンバーは
GK:楢崎正剛
DF:山田暢久、宮本恒靖、坪井慶介、三都主
MF:福西崇史(→中田浩二)、遠藤保仁、中田英寿(Cap)、中村俊輔
FW:大久保嘉人、高原直泰

サブ:川口能活、土肥洋一、名良橋晃、秋田豊、森岡隆三、服部年宏、稲本潤一、石川直宏、小笠原満男、松井大輔、奥大介、中山雅史、鈴木隆行、永井雄一郎

その半月後のコンフェデでのコロンビア戦メンバーは
GK:楢崎正剛
DF:山田暢久、坪井慶介、宮本恒靖、三都主
MF:中田浩二、遠藤保仁(→奥大介)、中田英寿(Cap)、小笠原満男(→松井大輔)
FW:大久保嘉人→(永井雄一郎)、高原直泰

サブ:土肥洋一、川口能活、名良橋晃、秋田豊、森岡隆三、服部年宏、中村俊輔、明神智和

そして、ジーコのパラグアイ戦直後のコメント
 大変満足しています。攻撃においても内容がすごく良かったし、勝っても当然おかしくない試合でした。勝てはしなかったけれど、内容が非常に良かったので、コンフェデレーションズカップにしっかりつながると思います。

引分けでこれですから、すごい前向きな人だったんだな、と思う。
オシムとはま逆に近いコメント内容だわ。
posted by タカ at 21:54| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キリンカップ モンテネグロ戦後オシム監督コメント

前半2点取るとこまでとその後で雰囲気がだいぶ違った試合でした。
試合後のオシム監督の会見は以下の通り。


オシム:質問をどうぞ。

記者:テレビでのインタビューでは、「いいプレーをする時間帯もあったが、個人プレーに走る、不満がある」とおっしゃっていた。監督の望むサッカーが90分間できていないのか?

オシム:選手たちは、私が何を望んでいるのか完全には理解していないので、常に私が望むようなプレーができているわけではない。しかし、それは偶然の結果ではない。そのためには、細かいことだがたくさんの事柄を修正しなければならない。こういう試合では、良い点もあるが、それについて話すよりは、今後何を修正すべきか、悪かった点を話す方が将来のためになる。そういうことが、たくさんあったから私は満足することができない。

 例えば個人的な目的によるプレー、ミスをしないように安全策をとったプレー、試合の中で自分だけが目立とうというような個人プレー、さまざまなことがある。もちろんミスはたくさんあったし、ラッキーな面もあった。客観的に見て、モンテネグロにもチャンスがあった。PKもあったが、彼らはそれを得点にはつなげることができなかった。軽率な時間があったことへの罰を、本来ならPKによって与えられるべきだったかもしれない。モンテネグロのPKは、難しいプレーから生まれた。しかしそれについての細かい話は、皆さんにではなく選手に直接話す。そうした問題を除けば、内容は悪くなかった。勝ったという結果どおりの内容だった。

 ひとつ気になるのが、終了間際で苦しんだこと。相手は焦らず、落ち着いていた。フレッシュな選手を次々に投入してきた。そして中盤の構成力を高めて勝負をかけてきた。幸い、われわれのゴールの近くではなかったが、彼らが中盤を支配して、1対1の勝負でほとんど向こうが勝っていた。私にとってモンテネグロはなじみのある国だから、モンテネグロという日本人にとって存在していることも知らないような国が、技術の高い選手をそろえているところを目の当たりにできたことは、うれしく思う。彼らはもう少し効率的なプレーができる。気持ちが強すぎたのだと思う。ある程度、時間が経過すれば、何試合か重ねることによって経験も備わって、いいチームになると思う。あらかじめモンテネグロの記者のためにも申し上げておく。


記者:個人プレーということだが、個人でドリブルで勝負するときは、そうすべきだと思うか?

オシム:そうしてもいいのだが、タイミング、時間帯、そして目的がよくなかったのだ。タイミングが選手のプライベートな要因で決められたことがあった。チームとして前進している時間帯に、チームのためでなく個人のためにボールを使う。例えばシュートして得点する、あるいはナイスパスを出す、あるいは競技場の大画面に自分がアップで映りたいとか、あるいは試合後に自分のユニホームを振り回しながら競技場を一周するとか。それもサッカーの一部ではあるのだが、そういうことはチームのためにならないと選手には伝えてきた。人気取りの競争では、選手の方が私より勝つだろう。日本はスター選手、個人で目立つ選手が人気を集める国だから。しかし、それではサッカーは前進しない。個人プレーをうまくできるのがスター選手。まあ、私も好きなのだが(笑)。しかし、そこで試合に負けて、私のクビが飛んでしまっては、どうしようもない。


記者:今日のスタメンは望みどおりのものだったのか(モンテネグロ人記者)

オシム:何人かの重要な選手を使うことができなかった。1人は左利きの選手、もう1人はモンテネグロの3番(ヨバノビッチ)を抑えられるポジションの選手。それからサイドの選手も、けがのために使うことができなかった。タッチラインを1人でカバーできて、何度も往復できる選手。そういうエネルギーとスピードのある選手が、本来はいるのだが使えなかった。2人の選手を並べなければならなかった。そこでのコンビネーションが、攻撃で良くても守備では駄目、あるいは逆に守備は良くても攻撃は駄目。また、将来的には2ボランチのところを1人で任せたいのだが、そういう選手がいない。つまり守備もできるが、そこから攻撃の起点となるような、クリエーティブなプレーができるような選手を探しているところだ。

記者:個人プレーについて、今年になって増えたように思うが、それはなぜか?

オシム:それは今年になって始まったことではない。そういうことが今後起こらないように、選手には言わないといけない。つまり症状が起こってから治すよりも、予防した方がよい。まだ治療できる範囲だと思うから、口に出して言っている。例えば中村憲剛、彼のようなレベルのクオリティーの選手であれば、ゴールのはるか上にシュートするはずがない。しかもシュートするタイミングの時に、彼の近くにフリーの選手がいたのに、シュートして外した。状況によって違うプレーができるかどうか。例えばモンテネグロの方が1−0でリードしている状況で、同じプレーをするのか。得点を挙げれば、明日の新聞の一面を飾る、あるいはニュースで大きく取り上げる、そういうことが頭にあったのかもしれない。「彼のプレーが試合を決めた」、そういう見出しだ。そういうことで、サッカー選手をやっているのかもしれない。選手の側にそういう野心があれば、皆さんがそれをかき立てるわけだ。だから、それをうまくチームのためにプレーさせるというのは、簡単なことではない。

 勝った試合ではあるが、良かったことより悪かったことについて、より費やすことが明日のためになると思う。例えばパスミス、スキルの低さ、パスのタイミングが悪いこと、手間を掛けすぎること、ボールが私物であるかのように長い間キープしようとすること、などなど……。それらを直さないと、もっと良いチームにはならない。「今日は勝った、おめでとう」というのはお世辞にしか聞こえない。別に対戦相手が、私が昔住んでいた国の一部だったから言うのではない。つまりバルカンの習慣だが、相手を褒めて、実は自分を褒めるという表現なのだ。だから、私とこれ以上話しても時間の無駄だ。


記者:ワンタッチプレーでリズムを作るのが日本の良さだと思うが、それができなかったのはどこに原因があると考えるか?

オシム:それで何が聞きたいのか? 相手がいるのだ。自分たちだけでプレーしているのではない。相手がいる中で、それをやらなければならない。日本は原則として、なるべく早いプレーを心掛けている。これは日本だけではなく、良いサッカーをするチームはプレーが早い。早いサッカーは、私の発明品ではない。単純な、早いプレーを要求しているのは私だけではない。ご覧のとおりのプレーしかできなかった。

記者:では今日の試合については、相手の守備が良いプレーをさせなかったと考えるのか

オシム:モンテネグロ側のプレーで、それができなかったわけではない。簡単にできた時間帯もあったが、そうではない時間帯もあった。だから問題はより深刻なのだ。選手によって、理解、あるいはスタイルに違いがあるのが問題だった。あるグループの選手は、あまりにも単純なワンタッチのプレーをする。あるグループの選手は、自分本位のプレーをする。3つのグループの選手が混じっていた。それが何分でのどういうプレーだったか、10個以上挙げることはできる。しかし私がここでそれを言うと、選手たちはその記事を読むだろう。勝った試合だから、あまり選手たちのことを悪くは言いたくない。だから負けたときには、もっと率直に言う機会があるかもしれない。勝ったのに水を差すような、今日のような時ではなく、負けるのを待つというか、その時に率直にお話しようと思う。それほど遠い将来ではないと思うが。

記者:楢崎を使ったが、その評価は?また中村俊輔は埼玉で出られる状態にあるのか?

オシム:後の質問から答えよう。出てほしいが、私は医者ではない。きちんと準備ができたときにプレーしてもらいたい。つまり100パーセントの状態でプレーしてほしいのだ。ピッチの上に立つだけでは、彼にとっても、マスコミや観客の皆さんにとっても、よくないと思う。100パーセント、フルに戦う選手を使う。それでも中村俊輔は、非常に優れたスター選手だから、彼がつまらないプレーをするのであっても出場すれば、さらに1万5000人も観客が増えるのであれば、出す価値はあるのかもしれない。政府がそういう政策を取っているなら、それも悪くない。毎日テレビのニュースを見ていると、中村俊輔がひとつのニュースで3点くらい入れるわけだ。私は日本に4年ほど住んでいるが、約1500日、1日に3ゴール見ているとすると、5000点近くのゴールを挙げていることになる。それは、私が生涯見たゴール数よりも多い。そんなにゴールを挙げている選手が、今日の試合に出場していないのか、事情を知らない人は不思議に思うかもしれない。

 楢崎については、本当のことを話さないといけないか。私には一緒に仕事をしている、信頼できる協力者がいる。その協力者と一緒に仕事ができるかどうか、意見を受け入れられなかったら、彼が残るか、私が残るか、そういうことも考えないといけない。共有した考えは、川口だけでなく、もう1人守ることのできるGKを探そうではないか、ということだ。つまりそれはアジアカップのためであり、それから日本代表の将来のためである。川口は良いGKだが、永遠に守れるわけではない。川口はレギュラーではないという話ではない。むしろ反対で、川口が使えるのは分かっているから、もう1人オプションが欲しいということ。彼が故障して、グループリーグで出場できなくなったらどうするのか。だから今日は楢崎を試した。川口は次の試合に先発する。GKはエゴイストが多い。自己愛が強い。だから川口がどういうリアクションをするのか観察していたのだが、彼は非常に立派な反応だった。試合前に(モンテネグロ戦のベンチ外を)通告した。試合前に話すことが大事なのだ。試合後だと、出場したGKのプレーによって、言うことが変わるから。

 今日の試合だけで判断できるとすれば、川口以外にも信頼できる、経験のあるしっかりしたGKが日本代表に加わったと言えるかもしれない。これに若いGKも加えて、GKのチームを作ることができる。そういう考えで決断して、今日は楢崎を先発させた。負けていれば、考えも変わったかもしれない。だが頻繁に代えるほど、良いGKが見つかるというわけでもない。


記者:勝利したのだから、少しはにこやかに話してもよいのでは?

(わざと深刻な顔をして見せて、会場が笑いに包まれる)

記者:水野を入れたときに、相当長い指示をしていた。どういう指示をしたのか

オシム:私は水野だけでなく、交代選手にはかなり細かい指示を与えている。個人的に考えるのだが、日本代表のフルメンバーとしては、まだ彼は子供だ。才能には恵まれているし、アイデアも溢れるほどある。ただし、そのアイデアに自分がとらわれてしまう。そこで例え話だが、そこに牛がいる。ミルクが100リットル必要だ。そこで乳搾りをすればいいのに、牛にボールをぶつけてしまう。つまり、そんなことをしてもミルクが得られるわけがない。牛を見つける仕事までして、そこで成果を台無しにしてしまう。彼には、効果的なプレーをしろと。つまりサッカーのプレーをしているというよりも、ボール遊びが好きな選手だから、そういう選手がプロとして、職業としてサッカーをしている選手と混じって出場するわけだ。何に気をつけるべきか、指示したことについては、これ以上話すことはないだろう。彼の才能を、チームのために使わないのはもったいない。それくらいの才能を持っている。ただしその才能が、潜在的な才能で終わってはいけないと思う。

(そろそろ時間ですので、というプレスオフィサーの言葉に)

オシム:居眠りされている方もいるのでは? ブラジルに勝ったわけではないのに、こんなに長くしゃべるとは思わなかった(苦笑)。

posted by タカ at 14:16| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キリンカップ モンテネグロ戦前オシム監督コメント

今回は、モンテネグロの記者と日本の記者の質問の「違い」を特にお楽しみください。

オシム:私の仕事はおしゃべりではなくトレーニングなので、質問のある方はどうぞ。

記者:明日は交代枠も多いが、たくさんの選手を試すのか、それとも固定してコンビネーションを深めるのか?

オシム:選手交代できる余裕のある試合になるかどうか、始まってみないと分からない。理想は先発の11人が90分間戦い抜くことだ。もし変更が必要なら、代えるかもしれない。ゲームの進め方で必要な交代はいいが、サポーターのための交代とか、マスコミ受けするための交代だとゲームの流れを壊しかねない。世界の監督の中には、テストマッチで選手交代枠を使い切る人もいるだろう。流れが悪いときにリズムを変える、あるいは壊すために一度に多くの選手を代える監督もいる。特に、最初はリードしていて、流れが悪くなったときによくやることだ。私の場合、なるべく代えないで先発のままでいくことを基本に考える。

ただ今回は、初めて呼んだ選手にはチャンスを与える、あるいはこちらから観察することはあるかもしれない。これまでに呼んでいて、ある程度実力やスタイルが分かっている選手は出場しない可能性もある。これまで出場し続けた選手はJリーグの日程も立て込んでいて疲れもあるので、必ずしもスタメンで出ない可能性はある。サッカー界の普通の考え方では、親善試合であまり出場していない選手はチャンスを与えられる。もちろんサッカーの常識はさまざまだが、いい試合をし、いい結果を出すためには、その時点で良い選手を出さなければならない。コンディションが良くない、けがをしている選手でも出さなければならないという意見も聞かれるが。


記者:中田と稲本は合流して間もないが、いきなり使えそうか?

オシム:さきほど間接的に申し上げたのだが。私の知る限り、キリンカップは2試合ある。ここで出す、出さないと約束しておいて、自分の手を縛ることはしない。

記者:モンテネグロをどう見るか。モチベーションが高いようだが

オシム:あなたのすぐ後ろにモンテネグロのジャーナリストがいるので、直接彼らに聞いてみてはどうか?
モチベーションの高さについては、もちろん彼らは高いだろう。そういう質問からすると、片方は新鮮でモチベーションが高い。ということは、もうひとつのチームはモチベーションが高くないと言いたいのだろうか?
もし(日本が)モチベーションが高くないということを前提に質問されているのであれば、少し日本代表に問題があるのかもしれない。だが、モンテネグロと同じくらいモチベーションを持って戦うのではないか。モンテネグロだけが国の代表ではない。日本代表も国を代表してプレーするのだ。

モチベーションは数字で測れないものだ。あるいは数字で測れないくらいスーパーなモチベーションもあるかもしれない。逆にモチベーションがあるが、同時に責任感やミスを恐れる気持ちが勝って、それを生かせない選手もいる。あるいは試合の直前と直後のモチベーションはあるのに、試合中はあまりモチベーションを発揮できない場合もある。一言で「モチベーション」と言っても、実は複雑なものだ。それにモチベーションは永久に続くものではない。消費されるもの。選手によって、どの試合、どのチームにモチベーションを強く持つかには違いがある。海外から来た選手はどういうときにモチベーションを持つのか、日本に彼らよりももっとモチベーションがある選手はいないだろうか。そこで大事なのは「リモチベーション」。「再び」という意味だ。ここでわざわざ説明するつもりはない。


※「いったん下がったモチベーションを再び盛り上げるという意味だと思います」と千田通訳が補足。

記者:モンテネグロの評価は?(モンテネグロ人記者)

オシム:対戦が決まる前は冗談の種にすることができたが、今はそうではない。自分たちのチームを紹介して、それから私に感想を求めるのならお話ししよう。私はあなたたちのチームについて1試合(ハンガリー戦)だけビデオで見ただけだから、皆さんの方が詳しいのでは?
その試合はあまり参考にはならなかった。それ以上の情報をいただけるのなら、選手やチームの紹介をしてほしい。特にあの試合で、出場していなかった若い選手について。

もちろんサッカーの話で結構だ。政治の話はここでは結構。過去にはいろいろあった。モンテネグロは独立したばかりで、世界に(その存在を)知らしめるためにはサッカーの代表が最高の宣伝手段であることはよく知っている。ただし、現在の段階でモンテネグロがどうなっているか。多くの選手が欧州の一流クラブでプレーしていることは知っている。しかし国外でプレーしていない若い選手が、どういうタレントなのか、どんなプレーをするかまでは知らない。今回の試合がモンテネグロについて知る、良いチャンスだと思っている。もちろん旧ユーゴのクラブが、チャンピオンズリーグやUEFAカップの予選を勝ち抜いていれば、もっと彼らを知るチャンスがあるだろうが。


記者:1試合しかやっていなくて、7回しか練習していないモンテネグロが日本と互角に戦えると思うか?(モンテネグロ人記者)

オシム:旧ユーゴ風の質問はしないでいただきたい(笑)。何が聞きたいかは私には分かる。7回しか練習していない、それだけわれわれが強いと言ったらどうかね。モンテネグロについてではないが、世界の代表チーム、特に伝統のある欧州のチームは(勝つことが)簡単でないことを知っている。

記者:質問は二つある。一つはまじめな質問(モンテネグロ人記者)

オシム:では、これまではまじめでなかったのかな?

記者:あなたは今は亡き国の代表監督だったわけだが、そのことをどのように感じているか?(モンテネグロ人記者)

オシム:私は生き残った。それだけだ。どう生き残ったかは別の話だが。

記者:われわれの国でもテレビで生中継があるのだが、日本選手の名前の発音の練習をしたいので、スタメンを教えてほしい(モンテネグロ人記者)

オシム:では、まずはモンテネグロの名前を教えてほしい(笑)。全部のリストがあるので、それで練習したらどうだ。誰をスタメンに選ぶかは決めていない。選手のコンディションを今は考えている。1週間前に試合(リーグ戦)があった。昨日到着したばかりの稲本は、ドイツ・ブンデスリーガのチームに移籍したので「おめでとう」と言いたいが、それとコンディションとは別の話だ。対戦相手の情報もない。何度もビデオで試合も見たが、相手の出方にどう対応するかも考えなければならない。

率直に言って、これは日本だけの問題ではないが、監督が悩むのは得点力をどうするか。それも悩みどころだ。世界中の監督が決定力で頭を悩ませている。ビッグクラブでも、FWは外国人選手だ。ロナウド、ドログバ、シェフチェンコ。強いチームはどこもそうだ。レアルもバルセロナも。誰と誰をどう組み合わせるか考えている。

モンテネグロのリストを見てすぐに気がつくのが、どの選手も背が高いということだ。190(センチ)以上が何人もいる。すると、高さへの対応ということで、こちらの条件は絞られてくる。これ以上、ディテールに入ることはしないが。いずれにせよ、日本人の名前の発音はすぐに覚えられるだろう。


記者:事前に情報がないチームと対戦することは、選手にとってどう影響するか?

オシム:これこれのやり方で来ると、はっきりとは言えない。試合中に対応しなければならない。つまり、選手たちが自分の頭で対応できるかどうかが大切だ。試合が始まってからでないと分からないことは、選手だけで解決しなければならない。監督も選手も対戦相手に関する情報がない場合、自分たちがどういうやり方でプレーするか、試合前の合意、そして試合中の変化、それをいかに使い分けることができるかが重要だ。実際には、試合が始まったら、ベンチよりも選手の方が相手に近いのだから、選手が判断する方が容易だと言える。しかしそうした能力というものは、短い期間で身に付くものでもない。それは私の考えだが、どんな条件でも有効なサッカーの特効薬を誰か発明してほしいものだ。そういう方法があれば素晴らしいのだが……。


いつもどおり、日本の記者の質問は「海外組」ととりとめのない質問に終始する。

そして、モンテネグロはやはりというか、「旧ユーゴ」がからんでくる。それについてはオシムが「歴史」の話はしないと先手を打った。
しかし、それだけに終わらなかったのがモンテネグロの記者。
旧ユーゴ風の質問に、オシムが生きてきた環境の共通点を感じさせられたし、ニヤリとさせられもした。

「われわれの国でもテレビで生中継があるのだが、日本選手の名前の発音の練習をしたいので、スタメンを教えてほしい」
は日本人記者もこれから海外で使うべし!(w
posted by タカ at 12:55| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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